第5話 校内順位決定後は、(愛知県)

前回の記事で校内順位の決め方は何となくわかっていただけましたか?
学校裁量はAゾーンに入らなかった人のみに使われ、校内順位が決まります。

では、合格判定はどうやってやるのか?
それはですね・・・秘密はまだありまして・・・

これだけで決まるなら、内申書に書かれるのって、9教科の数字だけていいじゃん。
ってなりますよね?
学級委員長や生徒会をやったり、部活で全国大会出場とか、欠席が多かろうが、関係ないってことになるよね。

校内順位はテストの点数を入れて、学校裁量の計算式で変換され、データはすぐに出るんだよね。
しかし、そのまま、合格判定に使われるのではないんです。

前回の記事で内申が良く、当日のテストが出来なかった青ゴリラさん
当日のテストがすこぶる出来た黄ゴリラさん。
内申書を見ると、青ゴリラさん、生徒会やってて、部活ではキャプテン、県大会まで行ってて、主力選手、ボランティアにも参加で遅刻欠席がない。
資格も英検3級、書道2段・・・って書いてある。

一方、黄ゴリラさんはほとんど記載がない。(ーー;)

あなたはどちらのゴリラさんを入学させたいですか?
はい、そうですね、青ゴリラさんですね。

ということで、面接(今ではやらない学校も出てきた)で話して調査書に書かれた内容の確認がされ、
その結果として、チェックが入る。点数として入れるのではないのですが、青ゴリラさんが合格する確率は高いです。

合格判定のときは不合格ラインのいる生徒が青ゴリラさんのチェックで上下します。

私の想定ですが、この場合の青ゴリラさんも黄ゴリラさんも合格すると思います。(^^;)
青、黄ごりらさんより下の生徒さんが沢山います。そちらが合格か不合格のラインになると。

理由ですが、愛知県では2校希望を出せます。
第1希望の学校に合格が決まると第2希望の学校でAゾーンにいる場合、Aゾーンから抜けます。
するとAゾーンの人数が減る。Bゾーンからの合格人数が増える。

360名の合格に対して600名だと半分不合格って思いがちですが、実際は2つ学校を選んでいるので、
実際に希望した2校とも不合格になるの生徒はたくさんはいません。

240名は不合格ですが、ウホラボ工科高校を第1希望で落ちた人は第2希望の高校に合格しているかもしれません。
ウホラボ工科高校が第2希望だと第1希望に合格している可能性もある。

これが、愛知県の合格発表、学校前に張り出される一部です。

第一希望の学校へ合格発表を普通は見に行きます。第2希望の学校へ見に行く人、いるのかな?
で、自分の番号が10015番だとすると、本校に合格ってなっている。やったーーー、第1希望校に合格だ!!

もし、10016番だと相手校に合格となっているので、第2希望に合格ってこと、少し残念だけど、合格した。
が、10012番だったら・・・はい、どちらの学校にも合格していません。(;^ω^)ガーーーーーーン

10012番の生徒さんは公立高校の合格はこの時点で叶いませんでした。
私立高校が合格していれば、そちらに行くことになります。
私立高校を受験していない、または合格していなければワンチャンスはあります。*2次募集があります。

不合格の生徒さんは、何故不合格だったのかわかりません。*教えてくれません。
学校にテストの点数を開示請求しても入試のテストの点しか、わからないので、
自分が受験生全体の何番目で、不合格だったのかは一切わかりません。

ただ、合格辞退者が出た場合、繰上りで合格する生徒がいた場合、その子は間違いなく、不合格者の中で一番上(ぎりぎり落ちた)の生徒だったってことは、お分かりになりますよね。

教師の時、繰上りは何度かあった。

辞退する生徒さん、第2希望で合格した高校へ行くなら、私学に行くということはよくある話です。

次は、「評定の付け方、絶対評価について」です。




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